小学校高学年から、中学生ごろになると、女性は初潮を迎えます。娘が初潮を迎えたとき、親としてどのように対応したらよいでしょうか?昔は赤飯を炊いてお祝い…なんてことは当たり前だったようですが、現代はどうなのでしょうか?
今回は、
・娘が初潮を迎えたときにお祝いをすべきかどうか
・やっぱり、今でも赤飯は炊くものかどうか
・父親、お父さんにはどのように報告すべきか
お話しします。
娘の初潮のお祝いはする?
娘が初潮を無事に迎えることができたというのは、本来おめでたいことですよね。
初潮、生理がくるということは「子供を産める体になった」ということですし、「大人になった証」でもあります。
ですが初潮を迎える年頃の娘は、ちょうど第二次性徴真っ只中です。つまり、思春期ですよね。精神的にも不安定な時期でもあります。
娘さんや、家族の関係にもよりますが、
「生理が来たということを大々的に祝われるのに抵抗がある」と思うお子さんは多いと思います。
特に、活発でボーイッシュで男女隔たりなく遊んでいるような娘さんの場合は、自分の体の変化がショックだったりもするので、大々的に祝わずにそっとしておくほうがよい場合もありますよ。
大人であり、親である立場から考えれば、娘の初潮は嬉しいことであり、ぜひともお祝いをしてあげたいと考えるでしょう。でも、娘さんの立場から考えると、何がめでたいんだかさっぱりわからない、という場合も多いと思います。
ご自身が初潮を迎えたときはどうでしたか?お祝いされる意味、分からなくなかったですか?
現代の家族では、初潮がきても大々的にお祝いはしないという家族が増えているようです。
初潮のお祝いに赤飯を炊く?
さて、初潮のお祝いといえば「赤飯」ですよね。日本では、お祝いごとでは赤飯を炊くということが多いと思います。
まずその意味を簡単にお話ししましょう。
昔は赤飯ではなく赤米を食べていたそうです。
赤米は「病気や穢れを払ってください」という願いが込められていたのです。
初潮のときに赤飯を炊くのは
「娘が初潮を迎え、子供が産める体になり、子孫繁栄のために守ってください」とご先祖様にお祈りするという意味がありました。
お祝い事のときに赤飯を食べるのは魔除けの意味があるんですね。
もしも、家族の雰囲気、関係、娘さんの様子からして、大体的にお祝いをするとすれば、赤飯を炊くのも良いでしょう。ですが、大々的にお祝いするのを避けたい娘さんの場合は赤飯は控えたほうがいいかもしれませんね。
中には「父親には知られたくない!」と思う女の子もいます。
普段炊かない、赤飯を炊けば、父親に「どうしたの?」と聞かれてしまう可能性もあるでしょう。
娘の初潮はそっとしておきつつ、その日の夜は赤飯ではなく娘の好きなおかずなどをちょっと豪華に作ってみてはいかがでしょうか??それなら父親から怪しまれることもありませんし、娘も喜ぶと思います。
初潮を父親へ報告する?
さて、娘の初潮を父親に報告すべきか、どのように報告するか悩みどころの一つだとは思います。
娘は「お父さんには黙っていて!」と思ったり言ったりするかもしれません。思春期の娘であれば思っても当然のことですので、娘に冷たい子だとか親不孝だとかは思わないであげましょう。
ですが、こっそりと、子供が寝た後などに、夫に話してあげるのがいいですよ。あくまでもこっそりです。そして夫には知らないふり、気が付かないふりをして貰いましょう。さすがに、何も知らないというのは、かわいそうです。かといって、大げさに喜んだり、お祝いしてもらっても娘が傷ついてしまう可能性がありますよね。
それに言わなくても、トイレに生理用品などがあれば気が付く可能性があります。そして、何も知らされずに気が付くお父さんはたぶん、切ない気持ちになることでしょう。
なので、あくまでこっそりと知らせてあげましょうね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
娘が無事初潮を迎えるということは、今も昔もおめでたいことには変わりはありません。ですが、年頃の娘の気持ちをできるだけ尊重し、お祝いをするときは慎重になったほうがいいかもしれませんね。